
紫電「あれ? ……いつもと違う」
審神者「そういえば紫電はこの景趣見るのはじめてだっけ?」
紫電「うん。夜はいつも蛍だったから。こういう景趣もあるんだねー」
審神者「去年の秋に手に入れたの。謎の兎を追い駆けて」
紫電「兎ってあれでしょ。前に主が言ってたやつ。
確か次の催しがそれっぽいやつだったよね」
審神者「そうだよ」
紫電「…俺も参加していいの?」
審神者「勿論、はじめてだし。私は参加させる気満々よ?」
紫電「やった! 楽しみだなぁー。
……その次も、一緒に行かせてくれる?」
審神者「……次って?」
紫電「大阪城……の、地下だっけ。
来月から調査があるんだろ。その時は使ってくれるの?」
審神者「あそこでは、あんまり……。
貴方のこと使いたくないな」
紫電「どうして?」
審神者「………………」
紫電「ごめん」
審神者「うぅん。……紫電は行きたい?」
紫電「んー……。
そりゃ進んで行きたい所ではないけど……。
でも、主が行くならついて行きたいな。
過去から逃げるのはもうやめたから。
今は主の刀として自分にできることをやりたいんだ」
審神者「…………そう。
………………考えておく」
紫電「…………。なんで主がそんな顔するの? 俺、使い難い?」
審神者「紫電のせいじゃないよ。
貴方を使いこなせない私が悪いの。
紫電はちゃんと昔のこと割り切れてるのに……。
私の方が、辛くて悲しくて…堪らないや……」
紫電「……………」
審神者「ごめんね。
辛いのは、私じゃなくて紫電なのに……。
私だけ、泣いて、ごめんね………」
紫電「別にいいけど。寧ろ……ありがとう」
審神者「お礼なんて……」
紫電「言わせてよ。俺は感謝してるんだから」
審神者「………………。紫電」
紫電「なに?」
審神者「何か私にしてほしいことある?」
紫電「え?どうしたの、突然?」
審神者「紫電の為に何かしてあげたい気分なの。
だから、何かお願い事があれば何でも叶えてあげるよ」
紫電「うーん。じゃーあ……そうだなぁ……1つお願いしてもいい?」
審神者「うん、いいよ。何でもどうぞ」
紫電「へへ。内容聞いてやっぱダメはなしだからなー」
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